2008年1月5日土曜日

Solo

この数日間,CXで放送された"のだめカンタービレ"をずーっと見てた.物凄くクラシックが好き,ってわけじゃないけど何曲かはお気に入りがあるんだ.ぼくの場合,バイオリンの演奏曲ばっか聴いてるけどね.あ,たまには自分でもバイオリンで音を出したりしてる.いつまでたっても上手くならないんだけれど^^;バイオリンを弄るようになったのは,何年か前にTVで見たヒラリー・ハーンさんのバッハのラルゴを聴いてから.確か,ベートーベンの協奏曲(3番だったかな?)とか演奏した後のアンコールでの独奏だった.そう,いきなり"ラルゴ!"って叫んでから演奏してたな.オケの皆はじっと固まるように観客と一緒に聴き入ってたみたいだった.そして独奏が終わると拍手がなかなか鳴り止まない.このとき,大抵オケの人たちの拍手は弓で自分の楽器を軽く叩く程度なんだけど,全員楽器を膝に置いて両手でバンバン拍手してたなー.とても珍しい光景かもしんない.それくらい彼女の演奏はすばらしかったんだろう.うん,凄かった.

音楽が,語り手も演奏者も実際にはかなわぬ非常に多くの解釈を,それ自体に内包しているとするならば,演奏家はこの無限の世界(宇宙かな?)への案内人として活動しているに過ぎないのかもしれない.演奏家にとっての目標とは一体なんなのだろう?偉大な作曲家が残した楽曲を歌うように(カンタービレ)演奏することなのだろうか?それとも,楽曲の世界により近づこうとする無意識の試みなのだろうか?または,その音楽の意味の持つ精神性に自分自身を奉げるために歌うことを避けようとするものなのか?同様に他の何か別の理由があるとするならば,もし,無限の視野という理由があるとするなら,恐らく理性的で理論的な方法のみによっていては,理解不能であろうということを示唆していることなのかも知れない.

うーん,なーんか矛盾した考察のように思えてきた.よく解んねーや.はは^^;

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