2007年9月11日火曜日

Episode 6 - Traffic accident

下校中のバスの中,ぼくは焦っていた.今日は夕方にFMラジオ“軽音楽をあなたに”でイーグルス特集が放送される日だった.バス停を降りて,急いで自転車で家に帰ればぎりぎり間に合うタイミングでバスがぼくを運んでいる.そんなぼくは,バスを降りた後,道路の反対側に置いてある自転車に急いで歩み寄った.そこから暫く記憶がないことに気が付いたのは,病院のベットの上だった.目を開けると,中学校の校長先生と担任の先生が傍らに座っていた.周りを見ると近所の人たちが大勢いる.ん?なんでさ?あら?顔が窮屈だな?んあ?これ,包帯だな.んで?なんでぼく,パンツしか穿いてないの??しばらくしてようやく判った.ぼくはバスの後ろからなんの躊躇もせずに飛び出し,車に轢かれたんだ.ぼくは自分の愚かさに驚愕した.ぼくがしたことは,人の人生を破壊している.ぼくとぶつかった車を運転していた方は,なんにも悪くないんだから.ぼくは,自殺も考えたけれど,それはやめた.自体を悪化させるだけのように思えたから,子供らしく黙ってやり過ごしたほうが良いのかなと思ったんだ.

そして1ヶ月が過ぎた.左足にヒビが入ったぼくの足に巻かれたギブスが今解放されようとしている.看護婦さんに電動ノコギリでギブスを切ってもらったんだけれど,なんか切れが悪い.ぼくは小さい頃からスピードスケートしてたから,足のくるぶしが一般の人よりとびでてる.ウィーンってギブスを切ってる最中,なんかなまらくるぶしが熱くなってきた.あの,看護婦さん?なまらくるぶし熱いんだけど?あ,なんか痛くなってきた!うお!なまらいってーよ!!はあ,はあ.ギブスを取ってみたら,くるぶしの周りが血だらけ.うっすら骨が見えてた.その状況を察した看護婦さん,顔が青ざめてたな^^;ま,別にいいけどね.

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